2009年2月13日 (金)

バレンタインデーはキリスト教とは無関係だった

090211valentinesdaygiftshistory_bigバレンタインデーは本来、聖ウァレンティヌス(バレンタイン)にちなんだ祭日だと知られていたが、どうやらそれもこじつけだったらしい。

コロラド大学ボルダー校の古典学者ノエル・レンスキ氏によると、ローマ帝国では毎年、男性が裸になり、多産を祈願して、ヤギや犬の皮でできたムチで未婚女性をたたく「ルペルカリア祭」という騒々しい祭りが開かれていた。
この祭りは非常に人気があったようで、キリスト教がローマ帝国に公認されてからも続いていたという。

キリスト教会はこの祭りを聖ウァレンティヌス(バレンタイン)の伝説と結び付けた。伝説によれば、3世紀のローマ皇帝クラウディウス2世は軍隊の士気を高めるために若い兵士の結婚を禁止したが、ウァレンティヌスは政令に背いて兵士たちを秘密で結婚させたため、西暦270年2月14日に処刑されたという。
伝説の真偽は定かではないが、「ルペルカリア祭に関する、キリスト教徒にとっては都合のよい説明になっている」とレンスキ氏は話す。
なかなかにしたたかなキリスト教ではあるが、それ以上に、恒例行事としての商習慣を植え付けたビジネス界が狡猾に思えてくるから不思議なものである。

元記事:ニュース - 文化 - バレンタインデーの歴史と愛の脳科学 - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

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