2009年6月11日 (木)

17世紀の「魔法使いの壺」、ほぼ完全な状態で発見

イギリスでは、壺の中に尿と針を一緒に入れて壺を逆さにして土に埋めると自分自身の負のエネルギーを封じ込めることができるという「魔法使いの壺(Witch bottle)」と呼ばれる民間伝承が伝わっているそうだが、17世紀に埋められたと見られるほぼ完全に近い魔法使いの壺が発掘されていたことが明らかとなった。

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この壺のX線断層撮影の結果、内部には尿と見られる液体と金属製のピンが封印されていることが確認された。

分析の末、内部に入っていた液体は300年前の人の尿であること、また、尿からはニコチンの成分が検出されるなど、300年前にその壺を埋めた「魔法使い」はかなりのヘビースモーカーだったことが判ったと言う。

世の中には、こうした教科書に載らないような驚きがたくさんある。それだけでもこれからも生きていく価値があるのだと感じた。

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2009年5月13日 (水)

石器時代に強力接着剤を使っていた?

最新の研究によると、石器時代の人類は化学知識を駆使して天然素材から高性能接着剤を精製していた可能性があるという。

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当時の人々は、赤土に含まれる酸化鉄の化学的・物理的性質を熟知しており、それをアカシアの樹液と巧みに混ぜ合わせて、石器にその柄(え)を固定する接着剤としていたらしい。

南アフリカの研究チームが、石器時代の素材と技術だけを用いて古代の接着剤の再現を試みた。検証の結果、赤土を適度に混ぜ込んだ接着剤は、アカシアの樹液だけで作った接着剤よりも耐久性に優れ、粉々に崩れないことが判明した。

石器時代の人類と現代人の知性には、それほど大きいギャップは存在しないのかもしれない。

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2009年5月 6日 (水)

『Google Earth』が暴いた日本の暗部

Ws000115 地球上のあらゆる地域の地図を見ることができる『Google Earth』には、現在の衛星写真に、過去の「古地図」を重ねて表示できる機能があるが、日本の古地図に、被差別部落の場所を明記した「穢多村」など、過去の隠蔽された差別の表記があり、海外ユーザーの間で話題になっているという。

日本では同和教育などでわずかながらその歴史を知る事ができるが、海外では日本にカースト制度のような差別の歴史があることを知らず、Googleは古地図にある差別用語を修正しているようだ。

しかし、古地図を書き換える事は歴史を書き換える事でもあり、差別を隠蔽する。全ての人が、ありのままの歴史を知る権利があるのではないか。

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2009年4月17日 (金)

ハプスブルク王朝、近親婚増加で断絶か

Erizavat470top20090104211426120 スペイン・ハプスブルク家、断絶の原因は「近親婚」か 研究結果という記事より。

絶頂期にあったスペインに君臨したハプスブルク王朝は、近親婚による遺伝性疾患が原因で断絶した可能性があるという研究結果が15日、発表された。

スペインを174年間にわたり支配したハプスブルク家は、子どものいなかったカルロス2世が39歳で亡くなった1700年に断絶。王位はフランス・ブルボン家に継承された。

研究者らが、ハプスブルク家の歴代の王の近親交配の程度を表す「近交係数」をコンピューターで計算したところ、代が下るにつれ近親婚が増加していたという。

同研究によると、カルロス2世は身体に障害を持ち、心身喪失状態だった。当時の文献には、カルロス2世が話せるようになったのは4歳、歩けるようになった のは8歳になってからだったと記されている。また晩年は立ち上がることも困難で、幻覚に悩まされ、ひんぱんにけいれんを起こしていたという。また性的に不能でもあり、結局はこれがハプスブルク家の断絶を招いた。

後継ぎを確保しようと近親婚を繰り返す事が、かえってお家断絶を招いたという、なんとも皮肉な結果だ。

こうなると、日本の天皇家はどうなのか、計算して欲しい気もする。

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2009年2月21日 (土)

ナチスが造った謎の建造物

ベルリンにある巨大建造物「Großbelastungskörper」。
窓のない重量1万2650トン、高さ18mのコンクリート塊で、ナチスが建造し、3年で7インチ(17.8cm)のペースで地中に沈んでいるという。

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これは一体何の目的で建てられたのだろうか。隠し財宝? 秘密基地?

それはヒトラーの世界征服の野望のためだ。

ヒトラーと若手建築家アルベルト・シュペーアはこのベルリンの地に、世界首都ゲルマニア(Welthauptstadt Germania)を建造する野望を抱えていた。
その世界首都にベルリンがふさわしいかどうか、地盤の固さを調べるためだったようだ。

何もしないことが目的の建造物――何か哲学的な匂いがする。

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2009年2月20日 (金)

450年前のぶっ飛んだ芸術的「兜」たち

室町時代から安土・桃山時代にかけて流行した、「変わり兜」というものがあることを遅まきながら知った。武士といえばストイックでハングリーなイメージがあるが、それを根本から覆すのがこの変わり兜。

これでもか、と言わんばかりの自己主張、そして既成概念に縛られない芸術性。
新しい知識を得ると言うことは、こんなにも嬉しいことかと改めて感じさせられた。

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2009年2月16日 (月)

三国志検定、問題と解答が公開中

62e8e592今、戦国武将や三国志が女性たちにもブームだそうで、昨年12月14日には「第1回三国志検定」が行われた。
2級と3級の試験が行われ、現在ポータルサイトで問題と解答が掲載されている。

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ちなみにこれは3級の試験問題。三国志好きの男子も女子も、自分の知識がどのくらいか試してみるのもいいかもしれない。

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2009年1月29日 (木)

一期一会――640年前の「別れの手紙」

人と人の出会いが幸せなほど、別れは辛い物になる。それは今も昔も変わっていないようだ。
1365年に中国の高名な書家が日本の僧へあてた手紙が茶道上田宗箇(そうこ)流の倉庫(広島市西区)で見つかったという。

古田名誉教授によると、手紙は縦約26センチ、横約60センチ。元時代の中国に留学していた日本の僧以亨得謙(いこう・とくけん)が帰国する際に、中国の書家楊彝(ようい)が別れを惜しんで送ったものだという。
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当時の日本は、鎌倉時代の末期――いわゆる「南北朝時代」だった。天皇家が分裂して激しい戦乱にある中に帰国する得謙を心配したのか、楊彝の書には一期一会の感銘がうかがい知れる。

この書を見て思うのは、漢字の「縦書き」文章の美しさである。
最近は書籍も横書きのものが多くなり、このブログにしても横書きである。インターネットの基準は横書きの英語であり、日本語の縦書きなど眼中になく、それこそ画像として貼り付けるしかない。

この書は日中交流や中国文学の歴史を見る上で重要な資料となるだろうが、それ以上に芸術性を感じるのは私だけだろうか?

元記事:asahi.com(朝日新聞社):14世紀中国の書家、日本の僧へ別れの手紙 広島で発見 - 文化

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